皆さんこんにちは、GAGAHIRANOの平野です。
前回は内臓の根幹を作る内胚葉ヒト幹細胞について勉強しましたね。
今回は内臓や脂肪など多岐にわたって活躍する細胞、中胚葉ヒト幹細胞の勉強をしましょう。
ざっくり言うと、脂肪が内臓にかけての組織を作ってくれる細胞です。詳細は以下の通りです。
中胚葉ヒト幹細胞(Mesodermal Human Stem Cells)は、胚の形成初期に存在する中胚葉(mesoderm)組織から分離される幹細胞のことです。中胚葉は、胚の形成とさまざまな組織や器官の発達に重要な役割を果たす組織であり、その中には幹細胞が存在します。
中胚葉ヒト幹細胞は、他の幹細胞と同様に自己複製能(自己増殖)と多能性(多様な細胞への分化能力)を持っています。これらの幹細胞は、人間の体のさまざまな細胞タイプに分化することができます。中胚葉ヒト幹細胞は、他の幹細胞(例:胚性幹細胞や成体幹細胞)と比較して、以下の特徴を持っています。
起源: 中胚葉ヒト幹細胞は、胚の形成初期における中胚葉組織から分離されます。中胚葉は、胚の中間層として知られ、心臓、血液、血管、筋肉、骨、腎臓、性腺などの組織や器官の形成に関与しています。
多能性: 中胚葉ヒト幹細胞は、多様な細胞タイプに分化することができます。例えば、心筋細胞、血液細胞(赤血球、白血球、血小板)、骨細胞、脂肪細胞、筋肉細胞など、さまざまな中胚葉起源の細胞タイプに変化する能力を持っています。
この様に、内部組織について多様な分化が可能な細胞です。
この様に内胚葉中胚葉のヒト幹細胞は皮下組織全般(脂肪や内臓)を形成するのに重要な役割を果たしています。但し、この2種類のヒト幹細胞は皮膚や髪などを形成することはありません。
そう、最後の外胚葉ヒト幹細胞が人間の外皮や毛髪を形成するために大事な役割を担っています。
次回は育毛に直接関わりのある外胚葉ヒト幹細胞について勉強していきましょう。
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